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第2回国際教育研究委員会報告 |
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掲載日:2017/3/17 |
第2回国際教育研究委員会報告
開催日時;3月13日(月) 18:00〜20:50
研究テーマ;アメリカにおけるスタンダードとアカンタビリティによる教育改革 |
第2回国際教育研究委員会報告
開催日時;3月13日(月) 18:00〜20:50
研究テーマ;アメリカにおけるスタンダードとアカンタビリティによる教育改革
アメリカにおけるスタンダードとアカウンタビリティーによる教育改革がいかにアメリカの教育の「風景」を変貌させてきたか、その過程を、教育における「数値の浸透と支配」として描いて鋭い批判を展開してきたピーター・タウブマンの著作、Teaching
by Numbers: Deconstructing the Discourse of Standards and Accountability in Education
を読み、タウブマンの著書で注目すべきところを紹介
主な論点は次のとおり。
○タウブマンが批判しているlearning science における学びとはどのようにとらえられているのか
○Performance Standardの問題が指摘される一方で、「到達度」へのアプローチを積極的に評
価する人もいる。
○learning scienceにおいて「環境」を所与の普遍のものと捉えている点が、日本の勝田等に
おける学習論とはかなり違うものになっている。
○meta-cognitionの問題
○全国学力調査で成績がよいと、都会に進学する→「村を捨てる学力」になっている
○アメリカの教員養成課程は「教職の専門職化」という「夢」で数値の支配を受け入れてしまっ
たのではないか。しかし、それはなぜか。
結局、アメリカで進行していることや、タウブマンの提起している問題を、日本の文脈でどう
とらえるのかという問題があり、その文脈の違いを意識しつつ、大きな動きとしては新自由主
義の教育改革の問題に切り込む必要があるということが共有できたのではないかと思う。
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