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10.22(土)民研公開合同研究会:3・11東日本大震災以後の教育を考えるその2

【12/3~4全国教育研究集会プレ集会・地域と人間の復興と結ぶ教育の復興を】

○私たちは何に依拠し、 何をどう変えていけばよいのか。

巨大複合災害からの脱却は、地域復興であるとともに人間復興の取り組みである。災害のあらゆる現場に、日本列島に、民主主義の力を行き届かせ、あたらしい人々の共同を作り出していく取り組みの一環である。そのためにいかなる環境条件、教育現実をつくっていくのか。私たちは何に依拠し、何をどう変えていけばよいのか。

○災害としての特質に目を向ける

阪神淡路大震災とその後の経験と教訓を汲み尽くしながら、今回の災害の、広域、巨大、複合災害としての特徴、単なる自然災害を越え、政治=経済的体制を土台とする教育文化、生活を巻き込み、社会的システム的に作り出された災害としての特質に目を向けたい(第1回研究会)。
とりわけ、教育・子育ての実践と研究に携わるものとして、生活を支える地域の経済活動そのもの再生の取り組みから、エネルギー政策、税の取り方、冨の配分、さらに、教育、文化、福祉政策の在り方、およそすべての生活の過程とその基盤において、子どもたちの生存、安全、安心と成長をこそ根本的に支える条件と仕組みを自治体、国家レベルでどう作っていくのかが問われる。

○民主主義を貫く

その過程に民主主義を貫く~新自由主義路線、「構造改革」と闘いながら~ことだ。具体的な実践と研究の課題はなにか。とらえ直し、共有する輪を広げたい。それは、日本という地におけるあらたしい共同社会づくりにもつながるものだろう。

○福島の地は、今回の災害の矛盾の集中点

福島の地は、今回の災害の矛盾の集中点となっています。子どもたちを放射能災害が守るために、あらゆる手だてが尽くされなくてはなりません。除染を含め、可能な手のすべてを尽くすのかどうか。民主主義の根本が具体的に問われています。
人が人として育つ人間的生存の環境と地域をとり戻すために、住民主体の復興、住民自治の力は不可欠です。その力と深く結びついた教育復興のすじ道をつかむことに英知を絞ることが今求められていると思います。

○雄勝での取り組み

民研所員会議では、教育のつどいででも発表された宮城・雄勝の地での、地域の復興なくして学校の復興無し、また、地域の復興に資することができる学校や学習の在り方を追求しようとする取り組みに、大いなる刺激を受けました。学校・地域見学にも出かけています。

○教育復興の原理原則に反する大阪での暴挙

一方、大阪で起こっている「教育基本条例」策定の動きは、国家権力もおこなえなかった教育への不当な介入と支配を自治体行政の力で行おうとするものです。堀尾前代表は「ファシズムの危険」にも言及されました。それは被災地の父母住民、自治体職員、また、学校教職員、文化福祉労働者、市民の、地域復興と人間復興をつなく、学校再建を含む具体的な条件づくりへの懸命な、献身的な努力とも全く相反するものです。教育復興の原理原則に反するものです。憲法の精神への泥靴での介入です。

○3.11後の教育を考えるー第2弾

こうした中で、「3.11後の教育を考える」第2弾を企画しました。
先にきに阪神淡路大震災の復興の経験から教育復興への取り組みの教訓に学ぼうと、土屋基規さんをお呼びすることにしていましたが、都合により、兵庫県震災復興研究センターの出口俊一氏にバトンタッチされました。「神戸からの震災復興に関する最新、最高の提言をしていただける人」(土屋さんの弁)です。同センターは、震災以兵庫県で来震災復興に関する研究を継続し、多くの知的蓄積を重ね、出版活動にも取り組み、出口さんは、その中心のお一人です。「東日本大震災復興の道ー神戸からの提言」がいま校正中(かもがわ)とのことです。

○東京の青年教職員からも発言

東京の青年教職員からも多くの震災ボランティアにでかけていっています。その経験をを日々の自分たちの教育実践の中にどういかしたらよいか。ある面では被災現実の苛酷な広がりと重い課題を目の当たりにして無力感にもとらわれるとのことです。そこから、いかに立ち上がり、連帯の連鎖を確かなものにしていくのか。それ自身が、新しい自分へと脱皮を迫るものでもあるようです。若い方々の率直な行動と取り組みを受け止め、教育復興への手探り道をともに確かめ合いたいと思います。

○教育方法学の在り方を問う

梅原利夫さんは教育方法学会の特別シンポでも発言されるなど、学の問い直しと再出発に向けて発言を精力的に行っています。

10・22は12・3~4のプレ集会と位置づけられます。研究委員各位にはふるって参加いただけるよう、重ねてお願いいたします。

◆期日: 10月22日(土)
◆時間: 14時~17時
◆場所:全国教育文化会館3階(民研会議室+全教会議室)

報   告

①阪神・淡路震災復興の教訓ー神戸からの提言(仮題)
出口俊一氏(兵庫県震災復興研究センター)

②巨大複合災害と教育の課題
梅原利夫(和光大学・運営委員)

③災害ボランティア行動に参加して考える
(東京青年教職員から)

討 論 ~ 課 題 を 考 え る

主催  民主教育研究所・運営委員会

●集会後、交流集会実行委員会を行います。当初、研究会の前に予定していましたが、諸般の都合で、後に変更いたしましたので、ご注意ください。

○阪神淡路大震災の教訓を学ぶとともに、今回の災害の特質と教育復興への筋道を追究しよう!
○災害ボランティアの体験を含め、新しい教育の可能性と自らの生き方を問い直す青年教職員の取り組みを受け止めよう。これまでの内外の教育研究の論理と方法、また、民研の研究活動そのものについても俎上にあげて考えよう!
○住民の参加と子ども・青年の人として生きる学習を保障する教育における民主主義の流れを強めよう!
○第20回全国教育研究交流集会(東京)に向けて、地域と人間の復興を結ぶ教育の復興をすべての地からの切りひらこう!

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